COVID-19流行により、外出自粛要請や三密回避が求められ,多くの祭りやイベントについて中止や延期の措置が自主的にとられた。神事は様々な役割を果たすことが示されている中で、COVID-19をきっかけとして中断されてしまった神事を今後どのように復活させていくのかが重要になってくる考える。そこで、ポストコロナにおける神事の復活を見据えた基礎的情報を提供することを目的とし、新聞記事データから復活した神事の事例数及び中断理由、復活理由について経年的に把握を行った。その結果、2011年以降の阪神淡路大震災によって中断された神事の復活の変化やCOVID-19流行による中断の影響が定量的に示された。また中断理由としては後継者不足等、復活理由については伝統継承や地域活性化など幅広い理由の存在が明らかとなった。