都市の街路において車両走行時の快適性を向上させることはCS向上の観点からも重要で、既存社会インフラの有効利用を図るためにも必要な視点である。これまで車両走行時の街路景観と快適性の関係を分析した研究は少ない。本研究では、道路構成要素と快適性との関係を数量化理論Ⅰ類を用いて分析・把握する。アイテムとしては 「道路幅員」、「街路樹」、「建物」、「駐車状況等」が快適性評価に与える影響を分析する。対象地としては日本の街路の景観を改善させるために、旧山手通り、駒沢通りを選定した。また、ロンドンはabbey Road,パリはトロカデロ通りを選定した。