近年のデジタルアースの発展において,ジオテクノロジーは重要な分野の1つである.最先端の技術及び空間情報データを使用して都市復興の歴史的変遷を記録することが可能となる.当研究ではケーススタディの1 つとしてGoogle Earth を用いた東京の都市復興アーカイブを試みる.当デジタルアーカイブは,関東大震災や第二次世界大戦戦災を含む都市の劇的な歴史的変遷を表現し,1838 年から1997 年の期間において,東京の丸の内・大手町地区,京橋・日本橋地区を対象とした119 の地図,写真データから成立している.また, Google Earth のオーバレイ,タイムスケール,プレイスマークの機能を駆使することにより,時代の異なった地図の比較を可能とした.