2026 年 53 巻 5 号 p. 329-336
【目的】本研究の目的は,Trunk Impairment Scale(以下,TIS)の構成概念妥当性および予測的妥当性を検証することである。【方法】対象は亜急性期の脳卒中片麻痺患者とした。評価尺度はTIS, Trunk Control Test, Fugl-Meyer Assessment, Berg Balance Scale, Functional Independence Measureとした。構成概念妥当性はSpearmanの順位相関係数,予測的妥当性はreceiver operating characteristic curve(以下,ROC解析)により検討した。【結果】TISは各尺度と中等度~強い相関を示した(r=0.58~0.76)。ROC解析では中等度の識別能力を示した。【結論】TISは本邦の亜急性期脳卒中患者において良好な構成概念妥当性を示し,退院時歩行自立の予測においても一定の識別能力を示した。