理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
研究論文
理学療法士教育の一環としての地域活動導入の試み
峯松 亮佐藤 成登志立石 学
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2004 年 19 巻 2 号 p. 85-88

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抄録
理学療法士(以下;PT)教育の一環として,地域住民と直接交流のできる地域活動を実施する事は非常に意義深い。学生にとって臨床現場での実習に加え,地域活動は地域住民の医療・保健・福祉の現状を理解する場としても適している。地域活動をPT教育カリキュラムの一環として組み込むために,その試行としての地域活動に学生を参加させ,学生にアンケート調査を行ったので報告する。結果,ほとんどの学生は本試みに賛同し,理由として地域高齢者との交流が持てる事を挙げた。地域活動の中で1)人と接する機会を得る,2)問題解決能力を磨く,3)理学療法への問題意識を持つ,4)主体性を持つ事の4項目を目的に行った。学生は高齢者との交流を通して,主に対人関係(接遇,意思伝達,精神的援助等)の重要性を学ぶことができ,臨床現場への応用,自己学習にも有効との事であった。以上の事から,地域活動は学生へのPT教育の一環として有用な事象になり得ることが考えられる。
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© 2004 by the Society of Physical Therapy Science
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