理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
学習意欲が定期試験成績に及ぼす効果
吉澤 隆志太田 信夫藤沢 しげ子
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2008 年 23 巻 2 号 p. 249-253

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抄録

本研究の目的は,学習意欲が定期試験成績に及ぼす効果を調べるものである。対象は,当学院理学療法学科2年生,昼間コース学生41名および夜間コース学生40名とする。ここで,学習意欲要因としては,外発的動機づけ・内発的動機づけ・健康度(特に精神的健康度)・対人関係・学院への適応度の5つを挙げた。次に,これらの学習意欲が定期試験成績に及ぼす効果について調べた。結果としては,夜間コース学生において学院への適応度と定期試験成績との間に正の関係が見られた。よって,今後の学生指導としては,担任を中心として学生がクラスや学院に馴染めるような配慮を積極的に行っていく必要があると考える。加えて,授業方法の工夫も考慮していきたいと考える。

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© 2008 by the Society of Physical Therapy Science
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