理学療法科学
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原 著
単純な手指の対立運動の運動イメージが上肢脊髄神経機能の興奮性に及ぼす影響について
前田 剛伸嘉戸 直樹鈴木 俊明
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2013 年 28 巻 3 号 p. 303-306

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抄録
〔目的〕単純な手指の対立運動の運動イメージが上肢脊髄神経機能の興奮性に及ぼす影響についてF波を用いて検討した.〔対象〕平均年齢31.7±11.2歳の健常者10名とした.〔方法〕F波測定は安静時,メトロノームに合わせて右側母指と示指による対立運動をイメージした状態(運動イメージ試行),運動イメージ直後,5分後,10分後および15分後の各時点で行った.〔結果]F波出現頻度は,安静試行と比較して運動イメージ試行において有意に増加した.運動イメージ直後,5分後,10分後,15分後のF波出現頻度は,安静試行と比較して差異を認めなかった.〔結語〕本結果より,単純な手指対立運動の運動イメージにより上肢脊髄神経機能の興奮性が増大することが示唆された.
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© 2013 by the Society of Physical Therapy Science
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