理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
歩行ケイデンスの変化をさせた後進歩行練習が高齢者と若年者の運動機能に及ぼす即時効果
伊藤 忠太田 和義馬渕 晃好國島 宏樹山崎 一徳森田 良文谷川 智康吉久 みな子久保 晃酒井 義人
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2013 年 28 巻 6 号 p. 751-756

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抄録
〔目的〕本研究は,ケイデンスを変化させた後進歩行練習直後の運動機能の影響を検証することである.〔対象〕対象者は,高齢者6名(以下高齢者群),若年者7名(以下青年群),中学生7名(以下少年群)とした.〔方法〕3分間の後進歩行練習を,メトロノームを使用して,ケイデンスを自由速度から50%の速度へと30秒ごとに増減させて実施した.運動機能評価は,自由歩行速度,timed“up & go”test (以下TUG),5 m最大歩行速度,片脚立位時間,座位開閉ステッピングテスト,chair stand test(以下CS-30)とした.〔結果〕共通して,5 m最大歩行速度,CS-30で有意な向上を認めた.〔結語〕後進歩行練習は,年齢によって若干の違いは出るが,運動機能向上に有用であることが示唆された.
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© 2013 by the Society of Physical Therapy Science
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