抄録
〔目的〕脳卒中片麻痺者を対象とし,運動イメージ能力と歩行能力および歩行自立度との関連を検討すること.〔対象〕脳卒中片麻痺者28名.〔方法〕timed up and go test(以下,TUG)と10 m歩行の実行,および運動イメージによる心的時間測定を行った.運動イメージ能力は心的時間と実行時間の差とした.運動イメージ能力と歩行能力,および歩行自立度との関連はそれぞれ回帰分析,およびROC曲線を用いた.〔結果〕心的時間と実行時間,および運動イメージ能力と実行時間は中等度の相関を示した.TUG快適速度条件における運動イメージ能力は歩行能力,および歩行自立度とそれぞれ中等度の相関,および中等度の予測精度があった.〔結語〕歩行の運動イメージ能力は歩行能力および歩行自立度と関連がある.