理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
介護職員における腰痛によるPresenteeismに腰痛の程度および心理的因子が与える影響
─パス解析による検討─
鈴木 哲木村 愛子田中 亮
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キーワード: 腰痛, presenteeism, 心理的因子
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2014 年 29 巻 4 号 p. 583-588

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抄録
〔目的〕介護職員におけるpresenteeismの発生頻度を調べ,かつ腰痛の程度および心理的因子がpresenteeismに与える影響を解析することとした.〔対象〕介護職員139名とした.〔方法〕presenteeismと腰痛の程度,心理的因子を対象者ごとに評価した.測定項目間の関係をモデル化し,パス解析にて,その適合度と測定項目間の関連性を検討した.〔結果〕対象者の66.9%にpresenteeismがみられた.修正モデルの適合性は十分に高かった.〔結語〕介護職員にとってpresenteeismは業務上の一般的な問題であること,心理的因子がこれに影響する因子として重要であることが確認された.
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© 2014 by the Society of Physical Therapy Science
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