2019 年 34 巻 2 号 p. 233-238
〔目的〕理学療法士の臨床実習生指導時の意識について,理学療法における臨床能力評価尺度(CEPT)の項目を用いてアンケート調査を行った.〔対象と方法〕対象は臨床実習生を受け入れている関東圏内の病院,施設に所属する理学療法士110名である.インターネットを使用した質問紙表を実施し,44件の回答が得られた.アンケートの各項目に対し,①回答者本人が理学療法業務を行ううえでの意識(本人の意識)と②臨床実習生指導を行ううえでの意識(実習指導時の意識)の回答を求めた.〔結果〕アンケートの総得点では本人の意識と実習指導時の意識について,カテゴリーでは自己教育能力と自己管理能力以外に有意差が認められた.〔結語〕理学療法士は臨床実習生に対して態度面の指導意識を持っているが,技術面では指導意識が低くなることが示唆された.