2023 年 38 巻 2 号 p. 140-143
〔目的〕間欠性跛行を伴う下肢閉塞性動脈疾患患者のサルコペニア有病率を明らかにし,重症度との関連性を運動機能とともに検討することである.〔対象と方法〕下肢閉塞性動脈疾患患者38名を対象とした.サルコペニアの評価はAsian Working Group for Sarcopenia 2019を用い,他に6分間歩行距離,等尺性膝伸展筋力などを評価した.間欠性跛行重症度の違いを評価するため,Fontaine stageのIIaとIIbに郡分けし比較した.〔結果〕下肢閉塞性動脈疾患患者のサルコペニア有病率は40%であった.IIb群では握力,歩行速度,等尺性膝伸展筋力,6分間歩行距離がIIa群より有意に低下した.〔結語〕下肢閉塞性動脈疾患患者のサルコペニア有病率は非常に高く,疾患重症度と運動機能が関連していた.