2024 年 39 巻 1 号 p. 12-18
〔目的〕拡散テンソル画像(DTI)と拡散テンソルトラクトグラフィー(DTT)の解析において,関心領域法とtract specific analysis(TSA)の再現性の違いを明らかにすること.〔対象と方法〕対象者は,健常な男女17名(年齢32.8 ± 6.8歳),検査者は理学療法士3名.関心領域法(フリーハンド,楕円形,球形)は中脳大脳脚,TSAは皮質脊髄路の線維束でfractional anisotropy値を解析し,検者間信頼性を比較した.〔結果〕TSAはフリーハンド,楕円形と比較して有意に信頼性が高く,球形と有意差がなかった.〔結語〕DTIとDTTの解析において,関心領域法のうちフリーハンドおよび楕円形よりもTSAの再現性が高く,球形とTSAは再現性に差がないことが示唆された.