2024 年 39 巻 1 号 p. 19-24
〔目的〕ストレッチポールを使用する際,頭頸部の位置の違いが,試技後の胸郭拡張差の変化に影響を与えるかを検討した.〔対象と方法〕健常成人男性62名を対象とし,頭頸部を後屈させる介入群31名と,頭頸部を後屈させない対照群31名の2群に割付した.試技前後に3ヵ所(腋窩部,剣状突起部,第10肋骨部)の胸郭拡張差を測定した.〔結果〕試技前後の胸郭拡張差について,介入群では有意な差は認められなかった.一方,対照群では,剣状突起部で試技前に比べ,試技後に有意に低値を示した.〔結語〕ストレッチポールを使用する際の,頭頸部の位置の違いは,試技後の胸郭拡張差の変化に影響を与えない可能性が示唆された.