臨床血液
Online ISSN : 1882-0824
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ISSN-L : 0485-1439
症例報告
Dose-adjusted EPOCH-R療法が奏効したBCL2, BCL6, MYC転座陽性triple-hit lymphoma
橋本 亜香利藤見 章仁蟹沢 祐司中嶋 千紗早坂 尚貴山田 尚太奥田 敏徳南 伸弥松本 倫明柴田 敬典濱口 孝太神原 悠輔岩崎 沙理加藤 淳二
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2015 年 56 巻 7 号 p. 905-910

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抄録
症例は74歳男性。高度腎機能障害と高K血症のため救急搬送され,PET/CT検査にて左腎門部から膀胱まで連続した腫瘍性病変,多発リンパ節腫脹および多発骨病変を認めた。骨髄生検にて,B-cell lymphoma, unclassifiable, with features intermediate between diffuse large B-cell lymphoma and Burkitt lymphomaと診断された。FISH法にてMYC, IgH-BCL2, BCL6転座を認め,triple-hit lymphoma (THL)と診断した。Dose-adjusted (DA)-EPOCH-R療法を8コース施行し部分寛解が得られた。MYC転座を含む複数の転座を有するdouble-hit lymphoma (DHL)/THLは極めて予後不良な疾患である。DA-EPOCH-R療法は本疾患に対する有効な治療選択肢になると考えられた。
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© 2015 一般社団法人 日本血液学会
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