臨床血液
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症例報告
Eculizumabが奏効したC3 p.I1157T missense mutationを有する非典型溶血性尿毒症症候群
岡野 元彦松本 剛史中森 良樹伊野 和子宮崎 香奈藤枝 敦史杉本 由香俵 功山口 素子大石 晃嗣三輪 啓志桝屋 正浩和田 英夫片山 直之
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2018 年 59 巻 2 号 p. 178-181

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抄録

症例は23歳男性。血尿の既往歴および家族歴がある。某年2月発熱を自覚し近医でインフルエンザA型と診断された。その翌日,赤褐色尿が出現し某病院に入院となった。血栓性微小血管症の所見が認められ,非典型溶血性尿毒症症候群(atypical hemolytic uremic syndrome, aHUS)が疑われ当院に転院となった。Eculizumab投与にて溶血と血小板数は速やかな改善がみられた。我々が以前報告した,三重県内にてaHUSの6家系8患者で検出された補体C3の遺伝子変異C3 p.I1157T missense mutationが本症例でも検出された。日本国内におけるaHUSの原因となる補体系遺伝子の変異や各遺伝子変異に対するeculizumabの効果は不明な点が多いものの,C3 p.I1157T missense mutationを有した本症例においてもeculizumabが奏効し溶血所見,血小板減少,腎機能障害の改善がみられた。

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© 2018 一般社団法人 日本血液学会
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