臨床血液
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特集:臨床血液学 ―最新情報と今後の展望2018 (骨髄系疾患)―
高齢者急性骨髄性白血病:治療最前線
山内 高弘
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2018 年 59 巻 6 号 p. 735-740

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抄録

高齢者急性骨髄性白血病の治療は緩和的支持療法,治療強度の弱い治療,完全寛解を目指した強力化学療法に3大別される。患者自身の身体機能,白血病の予後因子,患者・家人の希望,介護など社会的なサポートの有無の4面を考慮し治療を選択する。高齢者身体機能の評価,併存症の把握,初回治療時の寛解率と早期死亡の予測から強力な導入療法施行を決定する。寛解導入療法として,シタラビン(またはエノシタビン)+アントラサイクリンが強力化学療法として選択される。完全寛解到達後は複数回の地固め療法が行われることが多い。非強力化学療法として少量シタラビンがあり,完全寛解率は約2割である。現在臨床試験中のCPX351はシタラビンとダウノルビシンをモル比5:1で導入されたリポソーム化製剤である。新規高齢者AMLにおいてシタラビン+ダウノルビシンより高い奏効率を示し,今後が期待される。

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© 2018 一般社団法人 日本血液学会
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