2023 年 29 巻 p. 287-292
河道の維持管理を適切に行うためには,常に現在の河道が有する流下能力を評価する必要がある.しかし現状では,予算の制約下で,頻繁に全川を測量し流下能力の変化を把握することは困難である.そこで本稿では,河道の変化から将来的に流下能力低下の可能性が高い箇所を予め評価できれば,当該箇所の点検と管理を重点的に行うことによって流下能力低下を未然に防ぐことができると考え,既存の技術を再編し,重点的な点検の対象箇所を抽出することにより,効率的かつ効果的に流下能力の点検・評価を実施する新たな流下能力管理手法を提示した.