2023 年 29 巻 p. 365-370
本報告は,都市部を流れる中小河川を対象に,どこから浸水が発生しどのように浸水域が広がっていくか等を把握するために,多段階の流量規模による氾濫シミュレーションを実施し,その結果の活用方法を検討しているものである.対象河川は,分合流が複雑であり,水防災の重点対象箇所を決めにくい状況にあった.本検討結果をもとに,安全・安心なまちづくりのための重点整備箇所や整備順序を明らかにしていく.今回は,シミュレーション結果を用いて,主に危険箇所の洗い出しを行った段階であり,これを報告する.