河川技術論文集
Online ISSN : 2436-6714
ベーン工を用いた橋脚の局所洗掘対策工に関する研究
大本 照憲張 浩伊藤 雅哉三宅 利
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2024 年 30 巻 p. 257-262

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抄録

橋脚の局所洗掘に関する対策工には,大きく分けて河床洗掘の防御のための保護工(riprap armoring countermeasure)および橋脚前面の流れを変える対策で強い下降流を伴う馬蹄形渦の制御(flow altering countermeasure)が挙げられる.本研究では,後者に着目し,橋脚の直上流に流速低減効果および流向制 御効果を持たせ環境負荷の小さいベーン工を設置することで馬蹄形渦の制御および橋脚の洗掘孔を抑制することを検討した.実験結果から,(1)橋脚周りの局所洗掘孔は無補強のケースに較べて,橋脚直径Dに対するベーン工の間隔が1/2Dで洗掘深および洗掘孔体積が最も小さく,1/3Dおよび2/3Dは同程度の傾向があった.橋脚周りの最大洗掘深は,無補強に較べて最大で約23%程度,洗掘孔体積は17%にまで抑制され,ことが認められた.(2) ベーン工が3対までは,橋脚周りの洗掘孔とベーン先端部の洗掘孔が一体化しているが,4対以上(橋脚直径の4倍以上)では,橋脚と導流工先端部の洗掘孔は独立した存在になり,群杭の場合と同様の傾向を示した.

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© 2024 土木学会
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