老年社会科学
Online ISSN : 2435-1717
Print ISSN : 0388-2446
資料論文
介護老人保健施設における看護職の役割定義の活動の特徴
── 看護職と介護職との相互行為に焦点づけて ──
山田 千春
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2015 年 37 巻 3 号 p. 316-324

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抄録

 目的:介護老人保健施設(以下,老健施設)における看護職の役割定義の活動の特徴を明らかにすること.

 方法:老健施設に就業した経験のある看護職10人と介護職13人に「看護職の役割」について半構造化インタビューを行った.その語りを質的記述的研究方法により分析し,それぞれの職種が協働するなかでとらえる「看護職の役割」を抽出し,比較した.

 結果:看護職が認識している役割として4カテゴリと14サブカテゴリ,介護職が看護職に期待している役割として4カテゴリと12サブカテゴリが抽出された.

 結論:①看護職の役割定義の活動では,高齢者や家族,他職種,過去の病院経験での役割定義をもつ自分など「他者」との関係をとおして,老健施設における看護職の役割を再定義していた.②日常生活援助についての看護職の役割定義では,看護職と介護職でその認識にズレがみられた.③医療に関する看護職の役割定義では,病院の医療と老健施設の医療の認識にズレがみられた.

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© 2015 日本老年社会科学会
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