レギュラトリーサイエンス学会誌
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特集(プログラム医療機器の早期実用化を目指した産官学連携)
プログラム医療機器の医療保険上の評価
小池 和央植木 貴之堀岡 伸彦
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2022 年 12 巻 3 号 p. 301-306

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抄録

現在の医療現場においては,多くのプログラム医療機器が用いられている.医療を継続する上では,必要不可欠なものと認識されている.また,2020年には,患者が直接操作し治療などをサポートするプログラム医療機器が実用化された.今後,ますます多くのプログラム医療機器が,医療現場で使用されていくことになると予想される.令和4年度診療報酬改定においては,プログラム医療機器の医療保険上の評価のあり方が議論された.プログラム医療機器の開発者は,医療機器製造販売業者にとどまらず,製薬企業やベンチャー企業も開発を行うことが予想される.プログラム医療機器の開発者が,開発中の製品の保険戦略を考えるきっかけになることを期待し,本稿では令和4年度診療報酬改定におけるプログラム医療機器に関する議論を概説したい.

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© 2022 一般社団法人レギュラトリーサイエンス学会
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