抄録
医師主導治験の制度が我が国に導入されすでに12年が経過した. 承認を取得した医薬品および医療機器もあり, 医師主導治験を導入した成果は着実に得られている. この間, 医師主導治験を実施しやすくするようなGCP改正も行われ, 支援体制や研究費などの周辺環境は大きく変化した. また, 医師, CRC, 実施医療機関を含めた経験も大きく蓄積された. 最近ではアカデミアが創製したシーズの第Ⅰ相試験も実施されるようになり, 医師主導治験は新たな段階に進んでいる. 本稿では, 医師主導治験の発展の経過と今後の話題について述べる.