1-ブテンと酸素または空気との混合ガスの爆発限界を高温,減圧下において,注入法により決定した.1-ブテン-酸素系に関しては,1-ブテンの組成が40~60vol%の場合,等組成爆発限界曲線が温度に依存しない領域が見出された.この爆発反応に熱爆発の理論を適用して,爆発温度と圧力の関係,誘導期間と温度の関係より,見かけの活性化エネルギを求めた.その結果,空気系に関しては,1-ブテンの組成5~20vol%の場合,活性化エネルギの差により高温領域と低温領域に区別され,各温度領域では反応機構が異なると推定される.いっぽう酸素系に関しては,1-ブテンの継成が40~60vol%の場合,3つの温度領域に区別され,中間領域と低温領域間に,上述の等組成爆発限界曲線が温度に依存しない領域があらわれることを見出した.