1974 年 13 巻 6 号 p. 360-366
管中を伝ぱする爆ごう波を阻止するには,爆ごう波を一時的に中断させ,衝撃波から分離した火炎を消炎させる方法が考えられる.本報では管路に挿入した多孔板により爆ごう波の中断が生ずることを明らかにし,デトネーション・アレスタヘの応用が可能であることを示した.実験は1インチ管中の水索-空気当量混合物の爆ごうについて行ない,多孔板前後の火炎伝ぱ速度を測定し,これにより爆ごう波中断の度合を相対的に比較した.中心単一孔板では,孔径と中断の度合の関係は容易に求まり,孔径の小なるほど中断効果は大きい.孔径D0,孔数Nの多孔板では,D=√ND0で算出されるDなる径をもつ中心単一孔板の中断効果との比較により興味ある結果をえたほか,多孔板の流量抵抗と爆ごう波中断効果の関係についても考察した.