安全工学
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技術ノート
道路粉じんが局地的な大気汚染物質となる可能性の検討
岩崎 孝
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1976 年 15 巻 6 号 p. 395-397

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抄録

道路の舗装化によって,自動車等の走行に伴い路面から発生する粉じん量は一見減少しているかのように思われるが,その反面,硬い舗装面と車輸との圧砕作用の結果,かえって浮遊性の高い微細粉じん粒子が大量に生成,堆積していることも考えられる. 自動車の走行量と沿道の環境粉じん濃度との関係,発生粉じんの粒度分析,および路上堆積粉じん量と環境粉じん濃度の関係などから,上記仮説の可能性を検討した.

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© 1976 特定非営利活動法人 安全工学会
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