安全工学
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LNG寒冷利用空気分離装置の設計上の安全性
倉園脹博,石井孝光
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1977 年 16 巻 5 号 p. 283-289

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抄録

LNGは天然ガス発生地または近傍にて液化され,日本および他消費国に輸送される. 天然ガスの組成が例え大幅に異なるにしろ輸送上のメリットを考えれば,液状にすることが不可欠であり,また中間精製等の手段が介在することによりLNGのエネルギとしての利用に価値が高まる. 液化のためには大きなエネルギが必要であるが,このエネルギをいか程に要したかよりも液状で持っている寒冷,すなわち何らかの型で常温近くまで気化蒸発,昇温してからを常とする燃焼のエネルギ利用での寒冷回収,または利用は,今日では種々の試みがされ,すでに商業ベースで操業されているものも少なくない.LNGの単位量当たりの寒冷利用度は空気分離装置の場合がベストのものの一つである.

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© 1977 特定非営利活動法人 安全工学会
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