安全工学
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16 巻, 5 号
安全工学_1977_5
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
総説
  • 山下 多賀雄
    1977 年 16 巻 5 号 p. 255-263
    発行日: 1977/10/15
    公開日: 2018/05/31
    ジャーナル フリー

    前回に引続き本編においては事故の拡大防止対策について記途し,最後に結言としてパイプラインの安全確保の完璧を期するために考慮すべき基本的方策についての私見を述べることとした.事故の拡大防止対策にも各種の方法があるが,そのうち事故の未然防止対策を兼ねる一部のものを除いては概ね第二義的な対策であり,この対策を過剰評価することにより第一義的な未然防止対策の効果を低下せしめるものであってはならない.各種パイプラインの安全性向上のための基本方策としては,関係者の認識向上はもちろん,欧米諸国における実情を参考として関係技術者に対する総合教育の徹底ならびに関係監督官公庁におけるパイプラインに関する技術行政の改革が望まれる.

報文
資料
  • 倉園脹博,石井孝光
    1977 年 16 巻 5 号 p. 283-289
    発行日: 1977/10/15
    公開日: 2018/05/31
    ジャーナル フリー

    LNGは天然ガス発生地または近傍にて液化され,日本および他消費国に輸送される. 天然ガスの組成が例え大幅に異なるにしろ輸送上のメリットを考えれば,液状にすることが不可欠であり,また中間精製等の手段が介在することによりLNGのエネルギとしての利用に価値が高まる. 液化のためには大きなエネルギが必要であるが,このエネルギをいか程に要したかよりも液状で持っている寒冷,すなわち何らかの型で常温近くまで気化蒸発,昇温してからを常とする燃焼のエネルギ利用での寒冷回収,または利用は,今日では種々の試みがされ,すでに商業ベースで操業されているものも少なくない.LNGの単位量当たりの寒冷利用度は空気分離装置の場合がベストのものの一つである.

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