安全工学
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粉じん雲の着火エネルギーに関する研究II
従来型火花放電発生装置による着火エネルギーの測定
石浜渉,榎本兵治駒井 武梅津 実盧 鑑章
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キーワード: 粉じん, 着火エネルギー
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1983 年 22 巻 1 号 p. 25-31

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抄録

高電圧で蓄電し,放電開始後コンデンサ残存エネルギーが十分でなくなった時点セ放電が終了する容量放電型の火花放電発生装置を,放電エネルギーが変化しても放電時間は一定に保持する条件下で用い,炭じん雲の着火エネルギーに及ぽす電極間距離lや放電時間τの影響などを明らかにした,この結果着火のための最適条件はl=4~7mmm,τ≧8msecであることが判明した,また最小着火エネルギーは炭じん雲濃度の増加とともに減少し,炭じん雲濃度300g/m3においてもこの減少傾向を維持することなどが明らかとなった.

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© 1983 特定非営利活動法人 安全工学会
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