切欠を有する角柱を静かに引張った場合に切欠先端から発生する動的ぎ裂周辺の3次元動的応力の分布状態をラグラソジュ座標で表わされる運動方程式を差分で解くことにより求めた・ 蜜ず,破壊が発生する前の切欠周辺の応力状態を求め,静的な場合の理論解と比較し,両者は比較酌よく一致することを示した』ついで,ぎ裂進農に伴うき裂先端近傍の応力状態を求醜ぎ裂面からの応力解放波の影響が,き裂面に直交する方向では大ぎく,き裂面と平行な方向では小さいごとを示した.一般的な動的き裂周辺の応力状態に為醤及した, 最後に動的き裂の進展に伴うAEについて検討し,その特徴について述べた.AE波に含まれる周波 数成分には,最初の切欠の長さ5mmの固有振動の成分が多く含まれていることが明らかとなった.