抄録
本研究では,道路監視カメラからWEBを通じて送られてくる遠隔地の画像を,天候状況(晴天,雨天,曇天),時間帯(昼間,夜間)について分類する問題を扱う.画像内の領域を数ヶ所指定し,その領域における濃度平均等,天候や時間帯に関係の深そうな比較的容易に算出できる量を算出し,それを用いて特徴ベクトルを構成することにより,自己組織化マップ(Self-Organizing Map;SOM)によるMapを作成する.これにより,天候や時間帯により,画像がどのような特徴をもつものが現れるのかといった分析を行うことが可能である.