システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
第49回システム制御情報学会研究発表講演会
セッションID: 4C1-1
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ニューラルネットワークを用いたアラーム音識別システムの開発
*實近 威雄竹田 史章白石 優旗
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抄録
今回、新たにアラーム音を識別し基地局へ通信するシステムの開発が必要となった.従来手法としてはアラーム発生にいたる電子音を直接操作して通信するものがあったが、従来手法が用いられてない酸素濃縮器にこの手法を追加することが非常に困難であったため、ニューラルネットワークによるアラーム音の識別を提案した.この新手法は雑音が混在する外乱環境においても目的アラーム音が識別可能であり、また新たな機種、アラーム音に対しても容易に対応可能であるといった特徴を持つものである.データ採取、データ加工、NN学習、NN評価の順で実験を行った結果、すべての機種、アラーム音において雑音無しの理想環境で目的アラーム音の識別率100%、また外乱環境における目的外アラーム音排除率はほぼ100%であり、さらに同機種別機体の場合においてもその識別率はほぼ100%であった.
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© 2005 システム制御情報学会
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