解構造の爆発的増大を考慮した遺伝的プログラミングに関する実験的考察

抄録

遺伝的プログラミングは，複雑な制御構造を有する計算機ソフトウェアの創発的設計が可能な有望な枠組みの１つであるが，その問題点として，ソフトウェアの試行錯誤的な設計過程において解構造が爆発的に増大してしまうことが指摘されている．本研究では，この問題点を抑制するために，解構造の過剰な増大を抑制するための遺伝的オペレータおよび多様性維持に優れた世代交代モデルに基づく遺伝的プログラミング手法を提案し，同手法の性能に関する実験的考察を行う．