抄録
近年,科学技術の発展に伴い様々な技術が開発されているが,そのような新しい技術というものが導入される際のリスクは,もはや専門家や企業だけでは把握し切れなくなっている. そのため,技術に直接関わることになる側の市民にも導入の際にその技術について考えてもらい,市民の視点からの意見を取り入れることがこれから必要である. このような手段を,市民参加型テクノロジーアセスメントと呼ぶ. 市民参加型テクノロジーアセスメントの議論手法には様々な手法が実践されているが,それらは対面型で行われているため,効率の面で問題がある.