抄録
近年,情報家電への期待が高まっている.特に冷蔵庫は外出先からでも在庫を確認できたり,在庫情報に食材の鮮度やカロリー等の情報を付加できる.しかし現在のネットワーク冷蔵庫では,在庫情報更新を手入力で行う必要があり,ユーザに大きな負担を強いる事となる.そこで,在庫情報更新におけるユーザの負担を減らすために,センサフュージョンによる在庫情報の更新補助実現を目指す.本発表ではこの更新補助を実現するために,ラインスキャナで取得した画像とRFIDタグの情報をもとに冷蔵庫に出し入れする食材およびその状態を認識する手法を提案し,その有効性を検討する.