東京大学生産技術研究所 人間・社会系部門
2020 年 72 巻 5 号 p. 371-375
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本稿では歴史研究で博士号を取得し,実務経験を経た後,生産技術研究所に着任した筆者の経験に基づいて,有効な「文理融合」の実践の在り方を論じたい.最初に現状の「文理融合」の課題すなわち「プロデューサーの不在」,「日常性の欠如」,「重点展開領域の不在」を指摘する.続いて分野横断型プログラムの成功例でもある東大EMP 修了の経験から,その成功要因についても検討する.そのうえで発足した「文化×工学研究会」について紹介する.
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