雪氷
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2014年2 月14-15日の関東甲信地方の大雪における降水形態と雪氷災害の地域性との関連
河島 克久松元 高峰伊豫部 勉和泉 薫
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2015 年 77 巻 4 号 p. 313-325

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抄録
2014年2月14-15日の関東甲信地方における大雪では,発生した雪氷災害に地域性が見られることが特徴的であり,これには降水形態の違いが関係している可能性がある.そこで,地域による降水形態の違いを明らかにするため,アメダスデータを用いて2月14-15日の降水形態(乾雪,湿雪,雨)を推定した.その結果,2月14日の降雪は関東甲信地方のほとんどで乾雪であったと推定され,湿雪は東京湾沿岸部と房総半島に,雨は千葉県・茨城県の太平洋沿岸部に限定的に出現したことが分かった.2月15日は,午前中に湿雪及び雨の地域が東(千葉県,茨城県)から西に向かって徐々に拡大したことが明らかになった.この大雪で量的割合が最も大きい降水形態は,長野県・山梨県・群馬県では乾雪,東京都では乾雪と湿雪,神奈川県・埼玉県・栃木県では湿雪,千葉県・茨城県では湿雪と雨であった.倒壊した簡易構造物等の下敷きによる死亡事故,車内での一酸化炭素中毒による死亡事故,非住家建物被害,雪崩災害の発生地域の降水形態の特徴を調べた結果,災害の種類毎に乾雪割合(総降水量に対する乾雪の降水量の割合)が限られた範囲に収まるという特徴が見られ,災害の地域性・偏在性に降水形態の違いが大きく関与していることが分かった.
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© 2015 公益社団法人 日本雪氷学会
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