日本顎口腔機能学会雑誌
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学術大会抄録
PVDFセンサを用いた嚥下・呼吸の協調パターン評価法の開発
杉本 大輔佐々木 誠佐々木 颯真玉田 泰嗣戸原 玄
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2022 年 29 巻 1 号 p. 22-23

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抄録

I.目的

嚥下と呼吸の協調パターンを観察することは,誤嚥・窒息のリスク評価や,安全な食の場を提供する上で重要である.しかし,これまでに開発されている食事見守りシステムの多くは,嚥下検出に特化したものであり,嚥下前後の呼吸相や呼吸変化を自動検出し,嚥下・呼吸の協調パターンを評価しうるウェアラブルシステムは確立されていない.

そこで本研究では,PVDF(Polyvinylidene Fluoride film)センサを用いたヘッドセットタイプのウェアラブルシステムを開発し,呼吸検出精度の検証と,嚥下・呼吸の協調パターン解析の基礎的検討を行った.

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© 2022 日本顎口腔機能学会
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