2023 年 29 巻 2 号 p. 104-105
I.目的
食品のテクスチャーは,食べ物のおいしさに加えて,摂食嚥下の安全性に関わる重要な要素である.テクスチャーの変化により,咀嚼時間や嚥下時間が変化する1)ことは知られているが,テクスチャーを捉える感覚の低下が摂食嚥下動作に及ぼす影響についてはよく調べられていない.
本研究では,とろみとざらつきの程度を識別する能力により口腔テクスチャー感覚を評価し,それらと,マッシュポテト摂取時に表面筋電図によって計測される咀嚼・嚥下のパラメータの関連を調べることで,口腔テクスチャー感受性が摂食動作に及ぼす影響を明らかにする.