日本顎口腔機能学会雑誌
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学術大会抄録
日中覚醒時における咬筋筋電図波形の日間変動
中川 悠山口 泰彦石丸 智也服部 佳功小野 高裕荒井 良明長谷川 陽子志賀 博玉置 勝司田中 順子津賀 一弘阿部倉 仁宮脇 正一前田 綾三上 紗季後藤田 章人佐藤 華織
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2023 年 30 巻 1 号 p. 16-18

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抄録

Ⅰ.目的

ブラキシズムは,睡眠時ブラキシズム(SB)と日中覚醒時のブラキシズム(AB)に分けられる.SB同様,ABの診断・評価には咀嚼筋筋電図検査が有用と考えられる.我々は,日中覚醒時の咬筋筋電図(d-EMG)の波形発現数などの各種パラメータは,日中のくいしばりの自覚群と自覚なし群間で有意な差はなく,両者の度数分布のオーバーラップは大きいことを明らかにした1)が,d-EMG波形の実態には未だ不明な点が多い.SB波形については,過去の研究2)で変動の指標として変動係数(標準偏差/平均値)を用い,1時間当たりの波形数やエピソード数の日間変動が報告されている.一方,d-EMG波形の日間変動に関してはこれまでほとんど検討されていない.

そこで今回は,d-EMG波形の発現数,波形積分値の日間の変動を上述のSBの日間変動の研究2)と同様に変動係数を用いて明らかにすることとした.

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© 2023 日本顎口腔機能学会
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