2026 年 32 巻 1 号 p. 88-89
Ⅰ.目的
自閉スペクトラム(Autism Spectrum Disorder: ASD)は最も発生率の高い発達障害の一つであり,対人関係における困難やこだわりの強さ,身体の動かし方の不器用さ,感覚の過敏さなどの特徴を有している1).また,ASD児では睡眠障害を高頻度で有することが知られているが,偏食などの食事に関する問題を多く抱えていることが報告されている2).しかし,ASD児における口腔機能と睡眠について調査した研究はほとんどない.本研究では,小児におけるASDの徴候を評価するとともに,ASDの徴候と口腔機能および睡眠の関連について分析を行った.