心臓
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症例 バルーン血管形成術を施行した末梢性肺動脈狭窄症の1例
渡辺 孝阿部 稔雄田中 稔竹内 栄二水野 俊一細川 秀一堀 明洋佐久間 貞行
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1989 年 21 巻 4 号 p. 442-446

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抄録
早急に膵頭十二指腸合併切除術を必要とする十二指腸乳頭部癌を有する重症末槍性肺動脈狭窄症に,血管拡張用バルーンカテーテルを用いたballoondilatationを行った.右室収縮期圧は,103mmHgから45mmHgまで減少し,心拍出係数は,1.76l/min/m2から2.1l/min/m2まで増加した.患者は,この19日後に膵頭十二指腸合併切除術を無事終え,現在健康な生活を送っている.本法は適応,実施方法を誤らなければ,容易かつ安全であり,患者の負担も少なく,有意義である.
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