2021 年 2021 巻 1 号 p. 24-30
自律走行の自動運転車は前方の限られた範囲の情報に基づき走行しており,前方で事故等があり渋滞が生じている場合など急減速が必要となったり,交通量が多い場合には円滑な車線変更ができない可能性もある.この時,前方の交通状況(先読み情報)を車線別に予め把握することができれば,事前に予備減速し,余裕をもって車線変更するなど,より安全・円滑な走行が可能となる.現在,コネクティッドカーの普及に伴い,このような交通状況に関する先読み情報を生成できる環境が整いつつあるが,車線別の交通状態を直接的に把握できるデータ形式とはなって ない.本取組みは,自動運転車の安全・円滑な走行に有用と考えられる車線別の道路交通情報に係る技術開発を行うものであり,現状得られるプローブ情報からどの程度の車線レベルの情報生成ができるかを検証し,今後の可能性を明らかにするところから取組みを始めているものである.