2021 年 2021 巻 1 号 p. 68-72
首都高速道路における実証実験(1),(2),(3)では,ETC2.0路側無線装置から提供されるETCゲート通過支援情報・合流支援情報が,インフラ協調型の自動運転やドライバーへの支援情報として有効であることを,延べ365回の空港西入口通過(内,インフラ情報を活用した自動運転:12回,約3%)により検証した.ETCゲート通過支援情報は,ETCゲートの開閉状況を早いタイミングで正確に把握できることを確認した.運用状況の視認タイミングが遅れる料金所やゲート数の多い料金所で特に有効と考えられる.また,合流支援情報は,高速道路本線上流部に設置された路側センサの検知情報に基づき生成される情報である.自動運転車両やドライバーが本線状況を事前把握できる点で有効である.一方,路側センサ通過後の本線車両速度の変化を把握不能であることから,臨界時や渋滞時ではスムーズな合流に支障が生じることを確認した.