理科教育学研究
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単元を通してものづくりを行い学習することの効果 : 中学校第1学年「音」の学習を通して
舘野 俊之清水 誠
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2004 年 44 巻 3 号 p. 29-34

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抄録

本研究は,単元を通して生徒がものづくりを行いながら課題を追究する学習の効果を明らかにすることを目的としている。授業は.中学校第1学年「音」の学習で単元を通してものづくりを行いながら学習を進める群(実験群)と教師が用意した教材を使って学習を進める群(統制群)を設定し実施した。その結果単元を通してものづくりを行いながら進める学習は. 1. 生徒に,より確かに科学概念を構成することができる。2. 学習内容に対する新たな疑問や発展的な疑問を多く見出すことができるといった点で有効であることが分かった。

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© 2004 日本理科教育学会
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