Skin Cancer
Online ISSN : 1884-3549
Print ISSN : 0915-3535
ISSN-L : 0915-3535
投稿論文
男性恥丘部に認めた巨大な無色素性polypoid basal cell carcinomaの1例
佐藤 順紀斎藤 昌美永峰 恵介加藤 美野里北村 成紀小山 明彦
著者情報
ジャーナル 認証あり

2024 年 39 巻 2 号 p. 198-203

詳細
抄録

65歳,男性。40年ほど前から恥丘部に腫瘤を認めていたが放置していた。巨大化したため当科を受診した。恥丘部に長径97 mm×短径54 mm×厚さ25 mm大の無色素性の有茎性腫瘤を認めた。皮膚生検を行い基底細胞癌(以下BCC)と診断し,10 mmマージンで全切除して2期的に閉創した。臨床型として比較的稀なpolypoid BCCであり組織学的には微小結節型であった。BCCは一般的には顔面に好発し,黒褐色蝋様光沢を呈する結節であることが多い。有茎性や無色素性の臨床像をとることは稀であり,その場合は悪性を疑いにくい。診断の遅れや不適切な切除には注意が必要である。

著者関連情報
© 2024 日本皮膚悪性腫瘍学会
前の記事 次の記事
feedback
Top