Skin Cancer
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一般演題
急速に増大した顔面有棘細胞癌に対する放射線療法後,原発巣は制御されたが短期間で転移を来した2例
原 義明碇 真雄伊丹 綾香宮垣 朝光門野 岳史小西 秀弥中村 直樹堀江 怜央藤井 正文
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2026 年 41 巻 1 号 p. 7-12

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抄録

有棘細胞癌(SCC)は,早期に切除されれば予後良好であるが,原発巣の増大速度が速い症例では転移リスクが高く注意を要する。今回我々は,急速に増大した顔面SCCに対し放射線療法を施行し,原発巣は消退したものの短期間で転移を来した2例を経験した。症例1は74歳,女性。右上口唇のSCC,症例2は82歳,女性。左鼻翼のSCCであり,いずれも腫瘍の増大速度が4 mm/月以上の急速な増大を示していた。両症例ともに55 Gyの根治放射線照射により原発巣は消退したものの,症例1は半年後に頸部リンパ節転移を来し,症例2は全身への転移により,初診から11ヵ月後に死亡した。これらの症例より,原発巣が制御されても,腫瘍増大速度が速い症例においては早期転移のリスクを考慮した厳重な経過観察と迅速な治療介入が必要であると考えた。

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