抄録
皮膚リンパ腫においても高齢患者が多くなりつつあり, その治療上の対処に窮するケースにしばしば遭遇する。特に皮膚未分化大細胞型リンパ腫, 皮膚B細胞性リンパ腫, 成人T細胞性白血病/リンパ腫, Sézary症候群, 菌状息肉症は70歳以上の高齢者が増加している。皮膚B細胞性リンパ腫の中ではprimary cutaneous marginal zone B cell lymphomaいわゆる皮膚MALTリンパ腫が増えている。高齢者の治療の選択肢として, エトポシド, インターフェロン-γ, 放射線, ステロイドパルス療法, THP-COPなどがあるが, それぞれの治療法の特性と患者の全身状態を勘案して選択する。