皮膚の科学
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症例
リンパ濾胞を伴った黄色肉芽腫の1例
岡田 一真山本 文平藤本 徳毅
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2025 年 24 巻 1 号 p. 9-13

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抄録

33歳,女性。初診の約1年前より右側胸部に皮下結節を自覚していた。徐々に増大し疼痛を伴うようになったため,当院を受診した。初診時,側胸部に圧痛を伴う約 2 cm 大の弾性軟,可動性のある皮下結節を認めた。超音波画像検査,MRI 画像では診断確定には至らず,全摘出した。病理組織学的診断ではリンパ濾胞を伴った黄色肉芽腫であった。切除病変内に壊死はなかった。免疫組織化学染色の結果やリンパ濾胞の形態から反応性のリンパ濾胞過形成と考え,何らかの慢性炎症が原因と推測した。壊死を伴わずリンパ濾胞を伴う皮下の黄色肉芽腫は報告が極めて少なく,極めてまれな1例であったと考える。若干の考察を加えて報告する。(皮膚の科学,24 : 9-13, 2025)

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© 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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