バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
前庭感覚電気刺激を用いた感覚の提示
前田 太郎安藤 英由樹渡邊 淳司杉本 麻樹
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2007 年 31 巻 2 号 p. 82-89

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抄録
両耳後に装着された電極を介する前庭器官への電気刺激 (Galvanic Vestibular Stimulation,以下 GVS)は装着者にバーチャルな加速度感を生じさせることが出来る.この刺激は従来メニエル氏病などのめまい疾患の原因部位特定に際して前庭機能の異常を検出する方法としての caloric testに代わる手法として用いられてきた.本解説ではこの刺激を感覚インタフェースとして能動的に利用する工学的手法について論じる.
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© 2007 バイオメカニズム学会
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